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便秘

〜ウンコはエライ!っていうお話

 便秘は食生活の変化、生活環境の変化、ストレスなど、様々な原因によって起こります。まずは、これらの要因を極力なくすということも重要です。そして、便秘薬の上手な使い方なども重要となりますので、ここでいくつか紹介してみたいと思います。
排便と便秘
 食事を摂る事が便意を起こすきっかけとなります。
 食べ物が胃の中に入ってきて胃が膨らむと、胃から大腸に信号が送られます。すると、大腸が反射的に収縮し、便を直腸に送り出そうとするのです。そして、便を送り出したあと、大脳は排便のタイミングまで我慢するように命令を出したり、タイミングが来れば下腹部にいきむように命令を出し、排便をします。
 また、排便のペースは、毎日きっちり出る方と、2−3日平気で出ない方など人様々です。毎日出ないからといって、神経質になる必要はないでしょう。
正常な排便
1日1〜2回スムーズな排便があり、排便後はスッキリする。また、毎日は排便しないが、便はすんなり出て、排便後はスッキリする。
便秘
5日以上も排便がなく、便が硬くなって、なかなか出ない。また、毎日のように排便はあるものの残便感があり、すっきりとしない。
便秘の種類
急性便秘 一過性単純性便秘 食事や生活の変化などがきっかけで起こるが、原因が除かれれば治る。
症候性便秘 病気が原因で起こる。急性のものでは、腸捻転や、腸閉塞などが原因として挙げられる。
慢性便秘 常習便秘 何らかの原因で腸の機能が低下したために起こる「機能性便秘」で、便秘に悩む人の多くは、下記3つのいずれかのタイプです。
結腸性便秘
(弛緩性便秘)
大腸の蠕動運動が弱く、便が直腸までうまく運ばれない。お年寄りや女性に多くみられます。
直腸性便秘 排便を我慢することによって、排便を促す排便反射が起こらなくなる。
痙攣性便秘 ストレスなどで自律神経が乱れ、腸の蠕動運動が細かく痙攣するように動くため、便が運ばれない。
症候性便秘 大腸癌や大腸ポリープなど、腸内の便の通過を妨げるような病気が原因として挙げられる。
便秘がもたらす身体の異常!
1.おなかの張り、痛み、おなら
悪玉菌が増殖して腐敗醗酵を起こし、ガスが発生しやすくなる。便で出口をふさがれると、行き場を失ったガスが腸内にたまるため、お腹の張りや痛みが起こりやすい。
2.肌のトラブル
自律神経の乱れによるニキビ・しみ・そばかすなどのトラブル。
3.頭痛、肩こり
自律神経の乱れによる頭痛や肩こり。自律神経の話
4.食欲不振、吐き気、口臭、肥満
胃腸がうまく動かないことによって様々な症状が生まれる。
5.イライラ、不眠
 イライラする、怒りっぽくなる。夜眠れない。
便秘を防ぐために
朝食後、トイレに行く習慣をつけましょう!
 もともと私たちの身体には、起床⇒朝食⇒排便というリズムが備わっています。朝食の15〜30分後には必ずトイレに行き、排便する習慣をつけてください。(便秘で困っている方は特に、便意がなく、出なくても結構ですから、トイレに行く習慣をつけましょう!)
 また、トイレタイムは5分以内が理想的です。本や新聞などをトイレに持ち込んで、長々と立てこもる人もいますが、せっかく起きた便意にも集中できず、良い習慣とはいえません。
 トイレに入っている間は、適度ないきみを繰り返し、排便しやすいようリズムをつくりましょう。

食物繊維と水分を積極的に摂りましょう!
 お腹の掃除をしてくれる食物繊維は積極的に十分な量を摂りましょう。食物繊維は、水分を吸収して便を軟らかくし、便の量を増やしてくれます。スムーズな排便のためにも食物繊維の多い野菜や海藻をたっぷりと摂りましょう。
 また、水分をたっぷり摂ることも大切です。(1日1〜1.5L)。水分を十分に摂ると、便も柔らかく出やすいものになります。特に、汗をたっぷりとかく、夏場とか、スポーツのあとなどは水分の補給が大切です。
便秘に良い食物
大豆 小豆 サツマイモ      ゴボウ      ホウレンソウ      ブロッコリー    バナナ リンゴ
コンニャク      ワカメ      ひじき 豚肉 味噌 チーズ ヨーグルト    玄米
運動不足も問題です!
 運動するかしないかで、便秘の予防効果に大きな差がつきます。日常生活のなかで、歩く機会を積極的につくったり、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を利用するなど、工夫して運動不足を解消しましょう。
規則正しく食べることも大切です。
 規則正しい排便のためにも、毎日の食事を規則正しく摂りましょう。規則正しく食べてこその、規則正しい排便です。特に朝食はきちんと食べましょう。胃に物が入ると腸が刺激されて動き出し、スムーズな排便につながります。
適量の油や、酸味、香辛料も必要です。
 油は腸での潤滑油となり、便を出しやすくしてくれます。ダイエットのための油抜きの食事が便秘につながっている場合も考えられます。適量の油も忘れずに!(但し、摂りすぎには気をつけて)
 また、酸味のある食品、香辛料を使った食品も腸に刺激を与え排便に効果的に作用します。そして適量のアルコールも腸の刺激となり便通をよくしてくれます。(ただし、刺激物やアルコールの取りすぎには注意しましょう。)
便秘に良い運動とマッサージ
デスクワーク中でも出来る腹筋力アップの体操
@椅子に座った状態で、背中を丸めながら、片方ずつ太ももを身体のほうへ引き寄せる。お腹にグッと力をこめ、引き寄せた状態で10秒程度。左右交互に10回やって見ましょう。
A上記の体操のあとに、背もたれに上体をあずけ、グッと背伸びをして腹筋のストレッチをして見ましょう。
くつろいでいるときも、床に座りながら腹筋力アップ
@床に座ってひざを抱え、背中を床のほうへ倒した上体でバランスを取ります。腹筋に力が入り、ややきついと感じる状態で20秒程度。元に戻して20秒。20回程度繰り返して見ましょう。
寝る前に、布団の上で出来る体操
 仰向けの状態から、おへそをのぞきこむ感じで頭を上げ、そのままゆっくりと10まで数えます。これを5回程度繰り返します。
お腹のマッサージ
 大腸の流れにそって、刺激を与えるのがポイントです。お腹を時計回りにマッサージしてみましょう。
 便秘が続くと、左下腹、腰骨の出っ張りからやや下がった内側部分、S状結腸の部分に硬い便がたまります。これらの部分を押さえてみるのもお勧めです。
便秘薬
 便秘薬は、種類によって成分・作用が違い、使う人によっても効き目に大きな差が現れます。買い求める際は、薬剤師に症状を説明して、あなたに合った便秘薬、用量を見つけることが大切です。
腸を刺激して排便を促すタイプ
大腸刺激性下剤
生薬(漢方薬の原料)・薬草:腸の蠕動運動を促す。 センナ、アロエ、大黄など
合成薬:刺激性下剤のなかでは比較的穏やかな作用を持ち、坐薬タイプもあります。 ビサコジル、ピコスルファートNaなど
浣腸:直腸粘膜に直接刺激を与える。 グリセリンなど
便を柔らかくして排便するタイプ
膨張性下剤
便のカサを増やして腸の蠕動運動を促す。 プラセンタゴオバタ(種子・種皮)など
潤滑性下剤
大腸内の水分を維持することで、便の柔らかさを保つ。 DDSなど
塩類下剤
腸の粘膜から水分を分泌させ、便を軟らかくする。 水酸化マグネシウム・硫酸マグネシウムなど
整腸薬
 整腸薬は穏やかな効き目で腸の働きを整える薬です。
 成分は様々ですが、いずれも作用は穏やかです。強い症状を改善するには不向きですが、便秘薬の補助的に使用すると効果が高まります。

成分 作用
納豆菌、ビフィズス菌、乳酸菌類など 腸の働きを整える善玉菌の補給
オリゴ糖、ビタミンB類、乾燥酵母など 善玉菌を増やす物質の補給
ジメチルポリシロキサン(ジメチコン) 膨満感の元になるガスの排除
各種の消化酵素 消化を助け、胃腸の不快感、食欲不振を改善
便秘Q&A
Q:便秘薬の効果的な飲み方は?
A: 便秘薬は飲んでから効果が現れるまで6〜8時間かかるため、寝る前に飲んで、朝食後にお通じが来るのが理想的です。しかし、睡眠時間が短い、朝食後に十分時間が取れないという場合は、都合の良い時間を選んで飲んでください。
 また、必ず十分な水またはぬるま湯と一緒に飲んでください。
Q:男性よりも女性のほうが便秘になりやすいのでしょうか?
A: 女性は男性に比べて腹筋が弱かったり、生理中や妊娠中に多く分泌される黄体ホルモンに腸の運動を低下させる作用があるからです。
 また、女性の場合、便意があっても都合でトイレを我慢してしまったり、ダイエットなどで食物繊維が不足してしまうこともあります。
Q:太っている人は便秘になりやすいのでしょうか。
A: 太っている人は運動不足などから腹筋が弱く、腸の排便機能が鈍くなるため、便秘になりやすいといえます。また、肥満の原因となる高脂肪の食事は便が作られにくく、そのため少量の便が排泄されずに腸の中に蓄積されるという面もあります。
Q:高齢者に便秘の方が多いのはなぜでしょう。
A: 加齢とともに腸の運動が鈍くなってしまい、また、腹筋力の低下により十分な腹圧がかからず、排便が困難になってしまうことが考えられます。また、食事量全体が少なくなったり、油の取り方が少なかったり、運動不足などもその原因のひとつとなります。
 野菜の繊維は細かく刻んでも栄養効果は変わりませんので、ミキサーにかけるなどして、食べやすくする工夫を凝らし、食物繊維をたっぷりとることを心がけましょう。
 ただし、服用中の薬による便秘、他の病気による便秘の可能性も考えられますね。
Q:お酒が便秘に効果がありますか?
A: アルコールには腸を刺激して、お通じを促す作用があるので、下痢や軟便が起こりやすくなります。ただ、それで慢性的な便秘が解消されるわけではありません。
Q:赤ちゃんの便秘はどうすればいいのでしょうか。
A: 赤ちゃんの便秘は、砂糖水を飲ませたり、バターなどの脂分を与えたり、お腹をマッサージしてあげる方法も良いでしょう。綿棒にオリーブ油をつけ、肛門を刺激してあげると出ることもあります。また、離乳が進んでいれば、食物繊維の多い食品を与えてください。
Q:旅行などで便秘になりやすいのはなぜ?
A: 旅行で生活のリズムや食べ物の変化など、新しい環境で緊張が続いたりすると、自律神経にストレスがかかり、腸の機能も低下するからです。
Q:炭酸飲料は便秘解消に効果があるの?
A: 炭酸飲料を飲むと便意をもよおす人がいます。これは、炭酸飲料が腸に冷たい刺激を与えるとともに、炭酸ガスが胃を刺激して、「胃・大腸反応」を起こさせ、腸の蠕動運動を活発にさせるからです。
当店お勧めの便秘薬です。
侑徳薬局 便秘薬<薬局製剤>
 当店特製の便秘薬です。厳選された生薬で、当店で製造しています。当店ベストセラーのひとつです。
 便秘薬として有名な漢方薬「大黄甘草湯」と筋肉の痙攣や痛みを押さえる漢方薬「芍薬甘草湯」に便秘薬として代表的なセンナを配合した処方となっており、お腹が痛くなりにくく、スムーズなお通じが得られます。
1回量を次のとおりとし、1日1回、就寝前服用する。
大人(15歳以上)   1包1.2g
11歳以上15歳未満 大人の2/3
7歳以上11歳未満  大人の1/2
3歳以上7歳未満   大人の1/3


20包 800円(税込)
【効能・効果】
便秘。便秘に伴う症状の緩和:頭重、のぼせ、肌荒れ、吹出物、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔。
【成分・分量】(1包1.2g中)
日本薬局方 ダイオウ末200mg
日本薬局方 カンゾウ末200mg
日本薬局方 シャクヤク末200mg
日本薬局方 センナ末
ウンコはえらい!!
 食べ物は、身体のなかを旅しながら、身体の信号を満載したウンコとなって、健康についての大切な情報を教えてくれます。今日も出てきてくれたあなたのウンコに感謝しながら、あなたとご家族の健康をウォッチングしましょう!
ウンコは大きなお便り!
水に浮くのは、食物繊維の量も十分!
悪臭を放つのは、肉食・過食・飲み過ぎ・胃腸障害の疑いあり!
生臭くて黒いのは、出血の疑いあり!
黄色く、半練り状は、油分の摂りすぎ!
灰白色でバナナ状は黄疸の疑いあり!
白いのは、肝臓・すい臓・胆嚢系の病気の疑い。危険!
黒い泥状は、癌の疑いあり!
短期的下痢は、飲みすぎ・食べすぎ・寝冷え。
慢性的下痢は、あらゆる病気が原因。
下痢と便秘が交互にあるのは要注意!
細かったり、ウサギの糞状は要注意!
 水分不足、運動不足、繊維不足でも便秘になります。
 黄褐色で、太くソーセージ状に連なっているのが健康の証明、ウン勢も上向きです。
 あなたのウン命に幸いあれ!
参考;社団法人 日本薬局協励会 エルエル誌弟143号