製品名 | 水酸化ナトリウム |
製造業者 |
会社名 :大成薬品工業 株式会社 |
物質の特性 |
単一製品・混合物の区別 単一製品 |
危険・有害性の分類 |
分類の名称:急性毒性物質、腐食性物質 |
応急処置 |
眼に入った場合:直ちに流水で15分間以上洗眼し、速やかに医師の手当てを受ける。 |
火災時の処置 |
消火方法 :本品は不燃性。周辺火災の場合は速やかに容器を安全な場所に移動する。移動不可能な場合は、容器を破損しないように注水し冷却する。周辺火災の消火に努める。 消火剤:当該品を巻き込んだ周辺火災の場合は霧状水、泡、粉末、炭酸ガス消火器等適切な消火剤を使用すること。 |
漏出時の処置 |
・腐食性が強いので、作業の際には必ず保護具を着用し、粉塵を吸入しないようにする。 ・漏洩した場所の周辺にはロープを張る等して人の立ち入りを禁止する。 |
取扱及び保管上の注意 |
取扱い:必ず保護具を着用し、人体への付着、吸入を避ける。 保管:直射日光、湿気を避け換気の良い暗所に密栓して乾燥状態で保管する。酸、金属、有機過酸化物等からは離しておくこと。 |
暴露防止処置 |
許容濃度
日本産業衛生学会(1992) : 2 mg/m3 |
物理・化学的性質 |
外観等:白色の粒状で湿気によって潮解する。 |
危険性情報 (安定性・反応性) |
引火点:なし |
有害性情報 |
皮膚腐食性:皮膚、粘膜を激しく刺激、腐食する。 皮膚 ウサギ 500mg/24H
重度 |
廃棄上の注意 |
・廃棄の方法については政令で定める基準に従わなければ廃棄してはならない(毒物及び劇物取締法第十五条の二) |
運送上の注意 |
・取扱い及び保管上の注意の項の記載による。 |
適用法令 |
毒物及び劇物取締法 第2条別表第2 劇物 |
その他引用文献 |
1) 化学防災指針 4 日本化学会編(1988) |
販売 | 長崎県五島市中央町8−8 侑徳薬局 電話0959-72-8804 |
平成12年11月20日の厚生労働省通知「毒物及び劇物取締法施行令等の一部改正について」により、「毒物及び劇物取締法施行令」及び「毒物及び劇物取締法施行規則」が改正された旨の通知がなされ、平成13年1月1日より毒物劇物を販売授与する際には、その取扱に関する情報を譲渡先に提供しなければならないこととなりました。
その中で提供の方法としては、邦文により、下記のいずれかによるとあります。
(1)文書の交付
(2)磁気ディスクの交付、ファクシミリ装置を用いた送信等の方法。
(3)インターネットで閲覧できるホームページ(アドレスを通知すること)
と、されております。
従いまして、侑徳薬局としてしましても、当薬局にて販売いたしました毒物劇物に関する情報提供をホームページにて提供させていただきます。 有限会社 侑徳薬局 代表取締役 平山匡彦
★販売は店頭のみで、住所・氏名の記載および捺印をお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。
製品名 | 工業用アルコール(メタノール・Methanol・Methyl alcohol) |
製造業者 |
会社名 :大成薬品工業 株式会社 |
組成・成分情報 |
化学式又は構造式◇分子式…CH4O◇示性式…CH3OH |
危険・有害性の要約 |
分類の名称 |
応急処置 |
眼に入った場合 |
火災時の処置 |
消火方法 |
漏出時の処置 |
1. 警戒筒先を配備する。 |
取扱及び 保管上の注意 |
取扱い1. 裸火禁止、火花禁止。 |
暴露防止及び 保護処置 |
◇安全管理上の留意事項… |
物理的及び 化学的性質 |
外観等 |
安定性及び 反応性 |
◇引火点…11℃;12℃(C.C.) |
有害性情報 |
◇皮膚に触れた場合…1. 吸収される可能性あり。 2. 皮膚の乾燥、発赤。 |
環境影響情報 |
生態影響 |
廃棄上の注意 |
1. 燃焼法:ケイ藻土等に吸収させ開放型の焼却炉で焼却する。または、焼却炉の火室へ噴霧し焼却する。 |
輸送上の注意 |
国連分類及び国連番号1230(メタノール)クラス3 副次危険6.1 等級U |
適用法令 |
◇消防法…第2条危険物第4類アルコール類(400l) |
その他 | 参考文献、参考資料「化学品安全管理データブック 増補改訂第2版」 化学工業日報社 「13700の化学商品」 化学工業日報社 「化学物質等法規制便覧」 化学工業日報社 「危険物関係法例 チェックリスト解説」 第一法規出版株式会社 化学品安全管理データブック CD-ROM 長瀬産業株式会社 |
販売 | 長崎県五島市中央町8−8 侑徳薬局 電話0959-72-8804 |
製品名 | 塩酸 |
製造業者 |
会社名 :大成薬品工業 株式会社 |
物質の特定 |
単一製品・混合物の区別 : 単一製品 |
危険・有害性の分類 |
分類の名称:急性毒性物質,腐食性物質 |
応急処置 |
眼に入った場合:直ちに清浄な水で15分以上洗眼を続ける.その後速やかに医師の手当てを受ける. |
火災時の措置 |
消火方法:周辺火災の場合は速やかに容器を安全な場所に移動する.移動不可能な場合は,容器及びその周辺に散水して冷却する.消火作業は風上から行ない,場合によっては呼吸保護具を着用する. |
漏出時の措置 |
風下の人を退避させる.漏洩した場所の周辺にはロープを張る等して人の立入りを禁止する.必要があれば水で濡らした手拭い等で口,鼻等を覆う.作業の際には必ず保護具を着用する.風下で作業をしない.少量の場合は土砂等で吸着させて空容器に回収する.或いは消石灰,ソーダ灰等で中和し,その後を多量の水で洗い流す.大量の場合は,漏洩した液は土砂等でその流れを止め,それに吸着させるか又は安全な場所に導いてから注水,希釈した後消石灰,ソーダ灰等で中和し,多量の水で洗い流す.発生するガスは霧状の水をかけて吸収させる.この場合,濃厚な液が河川等に排出されない様に注意する. |
取り扱い 及び保管上の注意 |
取扱い:引火性物質,金属と接触させない.吸い込んだり,眼,皮膚及び衣類に触れない様に,適切な保護具を着用し,出来るだけ風上から作業する.容器の内圧を使用前に除く.漏れ,あふれ,飛散しない様にし,みだりに蒸気を発生させない.休憩場所には手袋等の汚染された保護具を持ち込んではならない.取扱いの都度,容器は密栓する.局所排気装置を必要に応じて使用する.転倒させ,落下させ,衝撃を加え又は引きずる等の粗暴な取扱いをしない.取扱い後は顔,手,口等を充分洗い流す. |
暴露防止措置 |
管理濃度 :設定されてない. |
物理/化学的性質 |
外観等:無色又は僅かに微黄色の液体.25%以上は発煙性がある. |
危険性情報 (安定性・反応性) |
引火点 :なし |
有害性情報(人についての症例,疫学的情報を含む) |
皮膚腐食性:炎症を起こす.程度は濃度と接触時間によって異なり,かゆみ,痛みを覚える. |
環境影響情報 |
分解性 :知見なし |
廃棄上の注意 |
毒物及び劇物取締法の定める処に従う.徐々に石灰乳等の攪拌溶液に加え中和させた後,多量の水で希釈して処理する.直接中和剤を散布すると発熱し,酸が飛散し危険なので注意する.作業者は適切な保護具を着用する. |
輸送上の注意 |
容器の破損,漏れのない事を確かめ,衝撃,転倒,落下,破損のない様に積込み,荷崩れの防止を確実に行なう.特に高温の場所及び直射日光に暴露された場所に長時間放置しない.車両等によって運搬する場合,荷送人は運搬人に輸送上の注意事項を手渡す.その他毒物及び劇物取締法の定める処に従う |
適用法令 |
毒物及び劇物取締法:劇物 |
その他 引用文献 |
・13599の化学商品 化学工業日報社 |
販売 | 長崎県五島市中央町8−8 侑徳薬局 電話0959-72-8804 |
製品名 | 硫酸 |
製造業者 |
会社名 :大成薬品工業 株式会社 |
物質の特定 |
単一製品・混合物の区別 : 単一製品 |
危険・有害性の分類 |
分類の名称:急性毒牲物質,腐食性物質 |
応急措置 |
眼に入った場合:少量でも眼に入った場合は直ちに多量の水で15分以上洗い続けなければならない.その際眼瞼を指でよく開いて眼球・眼瞼の隅々迄水がよく行きわたる様に洗う. 医師は出来るだけ早く呼ぶ.医師の到着が遅れる場合は更に15分間水洗いする. 医師の指示なく油類や油性塗り薬を用いてはならない. |
火災時の措置・消化方法 |
硫酸自体は不燃性であり助燃性もないが,硫酸を取り扱う作業所等で火災が起こった時は,霧状の水等を用いる消火器を使用するのがよい.棒状の水を噴射するものは,硫酸飛沫を飛ばす恐れがあるから注意して使用する.容器周辺の火災の場合は,速やかに容器を安全な場所に移す.移動不可能な場合は,容器及び周辺に散水して冷却する.消火の際は保護衣を着用し,眼,鼻,口を覆う保護具(ホースマスク等)を着用する事が望ましい. |
消火剤 | 霧状の水,泡,蒸発性液体,不燃性ガス,粉末消火剤が有効である. |
漏出時の措置 |
風下の人を避難させる.漏洩した場所の周辺にロープを張るか付近に警告を発する等して人の立ち入りを禁止する.漏洩した個所の修理その他の作業に当たる者は保護眼鏡,保護手袋,保護長靴,保護衣,安全帽等必要な保護具を着用する.漏洩事故を起こした場合は,必要な処置を行なった後,直ちに出荷者又は販売者へ連絡し,必要に応じて消防機関,保健所,警察署へ通報する.少量の場合は土砂等に吸着させて取り除くか又はある程度水で希釈した後,消石灰,ソーダ灰等で中和し,多量の水を用いて洗い流す.多量の場合は漏洩した液は土砂等でその流れを止め,これを吸着させるか又は安全な場所に導いて,遠くから徐々に注水してある程度希釈した後,多量の水を用いて洗い流す.水で洗い流す時は河川,海域等へ流入する事によって公害問題を起こす恐れがあるから注意する. |
取扱の注意 |
取扱いは換気のよい場所で行なう事が望ましいが,換気の悪い場所では,ガスや蒸気を吸入しない様に注意する.有機物,硫酸塩,炭化物,塩素酸塩,金属粉等と離れた場所で取り扱う.硫酸が体に触れて薬傷を起こさない様作業員は必ず必要な保護具を着用し,かつ作業場所付近に充分な水を用意しておく.硫酸容器は破損しない様充分注意して取り扱う.ポリエチレン容器等の栓を取る時は,酸の噴出の恐れがあるから,顔や手を容器の口の上に近づけない.ドラムの栓を外す時は,ドラムの片側に立って顔を遠ざけて徐々に1回転未満ゆるめ,内部の圧を抜き,更に徐々にゆるめて取り外す.容器から硫酸を取り出す時は,まず固定して動かない様にし,特別に作られた傾斜装置,安全サイホン等を用いて注意深く行ない,空気圧を利用して取り出してはならない.硫酸を希釈する時は常に水を攪拌しながら,酸を少量ずつ加える.逆に酸を水に加えると急激な発熱によって酸の飛沫が飛ぶ事があるから,行なってはならない.硫酸の入っているドラム,タンクローリー,タンク車,貯蔵タンク(いずれも鋼製の場合)の中では水素が発生する恐れがあるから,内容物の有無に拘らずドラム,タンクの近くでの喫煙や火の使用は禁止する.又これらをハンマーで叩いて火花を発する等の行為を行なってはならない.空の容器は出荷者へ返送する前に硫酸を完全に排出しておく. |
保管上の注意 | 他の薬品,有機物から遠ざけて保管する.硫酸が漏出しても地下に浸透しない様に床は耐酸材料で施工する.ポリエチレン瓶等の小型容器はなるべく直射日光を避けて冷暗所に保管する.ドラムは内圧を除く為,貯蔵期間が長期に亘る時は毎週1回程度ガス抜きをする.漏出した酸が貯蔵所外へ流出しない様に流出防止施設を設ける. |
暴露防止措置 |
管理濃度 : |
物理的/化学的性質 |
外観等:無色透明の液体.工業用は僅かに着色している事がある.無臭. |
危険性情報 (安定性・反応性) |
引火点
:不燃 発火点:不燃 |
有害性情報 (人についての症例,疫学的情報を含む) |
皮膚腐食性:皮膚に接触すると重度の薬傷を起こす. 生殖毒性: 催奇形性: |
環境影響情報 |
分解性 : 蓄積性 : 魚毒性 : その他 : |
廃棄上の注意 | 消石灰等で中和してから「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従って廃棄する. |
輸送上の注意 |
他の物質との混載はなるべく避ける.硫酸の移動,容器への充填,積込み,荷下ろし等の作業を行なう時は必要な保護具を着用する.衝撃,転倒,落下等によって容器から硫酸が漏れたり,飛散しない様に慎重に取り扱う.車両で多量の硫酸を運搬する時は,出来るだけ交通量の少ない道路を選び,硫酸の漏出等の為災害発生の恐れがある時は,応急処置を講ずると共に,必要に応じて消防機関,保健所,警察署等に連絡する.(漏出時の措置参照) 車両で運搬する場合、積み替え、休憩、車両事故などの為一時停止するときは、できるだけ安全な場所を選ぶ。 |
適用法令 |
毒物及び劇物取締法 第2条劇物 |
その他 引用文献 |
・Chemical Safety Data Sheet MCA |
販売 | 長崎県五島市中央町8−8 有限会社 侑徳薬局 |
製品名 | アンモニア水(試薬)鹿1級 |
製造業者 | 関東化学株式会社 東京都中央区日本橋本町3丁目2番8号 TEL: 03-3279-1751(代表) FAX: 03-3279-5560 |
物質の特定 | 単一製品・混合物の区別 単一製品 化学名 アンモニア水(別名 水酸化アンモニウム) 成分及び含有量 NH3として約28% を含む水溶液 構造式 NH4OH |
危険・有害性の分類 | 分類の名称:急性毒性物質、腐食性物質 危険性:強アルカリ性で、濃厚な水溶液が強酸と急激に混じると、中和熱により突沸することがある。加熱すると有毒・可燃性ガス(アンモニア)を発生する。希薄な水溶液でも腐食性が強い。銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛、錫及びこれらの合金を腐食する 有害性:有毒である。液体及び蒸気は皮膚、眼及び粘膜を腐食する。 環境影響:環境にとって危険であると思われる。濃厚な廃液を河川等に排出しない(魚類に対する致死限界量 NH3 1.25〜5 mg/l) |
応急処置 | 眼に入った場合 :流水で最低15分間以上洗眼する。直ちに医師の診断を受ける。 皮膚についた場合:汚染された衣服等を脱がせ、多量の水かシャワーで皮膚を十分に洗う。医師の診断を受ける。 吸入した場合 :直ちに新鮮な空気の場所に移し、安静、保温する。必要に応じて人工呼吸等を行い、医師の診断を受ける。 飲み込んだ場合 :口をすすぎ、直ちに医師の診断を受ける。 |
火災時の処置 | 不燃性である。周辺火災の場合は、容器を安全な場所に移動する。移動不可能な場合は、容器を破損しないように注意して注水し、冷却する。 消火作業は飛散防止及び消火水や希釈水の流出による汚染に留意する。 火炎に包まれるとアンモニアガスを発生するので、空気呼吸器等の保護具を着用する。周辺火災の消火に努める。 |
漏出時の処置 | 作業の際には風上から作業し、保護具を着用し、蒸気の吸入や皮膚との接触を防ぐ。 土砂等で流出拡大防止を図り、防水シート等で表面を被覆する。希薄な水溶液とし、酸(希塩酸、希硫酸等)で中和させた後、多量の水で希釈して処理する |
取扱及び保管上の注意 | 取扱い:保護具を着用し、蒸気の吸入、人体との接触を避ける。漏れ、溢れ、飛散しないようにし、みだりに蒸気を発生させない。容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え又は引きずる等の粗暴な取扱をしない。室内で取り扱う場合は、換気のよい場所でおこない、発生源の密閉化又は局所排気装置を設置する。 保管 :容器は密栓して直射日光を避け、換気良好な冷暗所に保管。酸類及び高温物から離しておく。 |
暴露防止処置 | 許容濃度 日本産業衛生学会(1992):NH3として 25 ppm 、17 mg/m3 ACGIH(1984) :NH3として 25 ppm 、18 mg/m3 STEL 35 ppm 、27 mg/m3 設備対策:発生源の密閉化、局所排気装置を使用する。取扱場所の近くに安全シャワー、手洗い、洗眼設備を設け、その位置を明瞭に表示する。 保護具 :アンモニアガス用防毒マスク、空気呼吸器、安全ゴーグル、ゴム手袋、ゴム長靴、コム前掛、保護衣等。 |
物理・化学的性質 | 外観等:無色透明の液体で、特異の揮発性刺激臭あり。 沸 点: (NH3 −33.4℃) 蒸気比重(空気=1):0.6 融 点: (NH3 −77.7℃) 比 重:約0.90(15/4℃) 溶解度 水:易溶。 その他:エタノールに可溶。 |
危険性情報 (安定性・反応性) |
引火点: 発火点: (NH3 651℃) 爆発限界: (NH3 上限:28 vol% 下限:15 vol%) 可燃性:アンモニア水は不燃性である。加熱すると可燃性ガス(アンモニア)を発生する。 発火性(自然発火性、水との反応性):なし 自己反応性・爆発性:蒸気は空気と混合して爆発性の気体を生じる。 安定性・反応性:濃厚な水溶液が強酸と急激に混じると、中和熱により突沸することがある。 |
有害性情報 | 皮膚腐食性:液体及び蒸気は眼、皮膚及び粘膜を腐食する。 刺激性(皮膚・眼):眼 眼に入った場合、強い角膜炎や結膜炎を起こし、激しい痛みを訴え、しばしば角膜混濁を起こし、視力障害を残す。 皮膚 火傷(薬傷)を起こす。 吸入 激しく鼻や喉を刺激し長時間吸入すると肺や気管支に炎症を起こし、肺水腫を起こすこともある。高濃度の場合は、喉頭痙攣を起こすことがある。 急性毒性:NH3 LD50 350mg/kg (ラット 経口) LC50 4837ppm/1h (マウス 吸入) その他毒性:NH3 5 〜 20ppm 空気中で臭気を感知できる。 400 〜 700ppm 眼鼻、咽喉の粘膜刺激。 1000ppm 激烈な刺激で危険症状。 5000 〜10000ppm 短時間(数分)の暴露で死亡。 アンモニア水を服用すると、胃腸管の腐食を生じ、症状として普通口腔、喉頭及び心窩部の疼痛、唾液分泌過多、嘔吐、嚥下困難及び蛋白尿、血尿、あるいは無尿を伴う腎障害などを見る。致死量には差があるが、3.7ml(28 %アンモニア水) ほどの少量で死亡する。アンモニアガスの吸入では、それが低濃度の場合には三叉神経の知覚枝末端を刺激して反射的に呼吸・血管運動中枢に促進的に働くが、高濃度では気道の激しい炎症を起こす。喉頭炎、気管支炎、気管支肺炎に進み、全般的な肺浮腫を起こし、死に至る。最大耐容濃度は250ppm以下とされる。またこのガスが眼に触れると激しい結膜炎、角膜障害を起こす。 |
環境影響情報 | 魚類に対する致死限界量 NH3 1.25〜5 mg/l |
廃棄上の注意 | 水で希薄な水溶液とし、酸(希塩酸、希硫酸等)で中和させた後、多量の水で希釈して処理する。 |
運送上の注意 | 取扱及び保管上の注意の項の記載による他、有毒な液体に関する一般的な注意による。 運搬に際しては、容器に洩れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないよう積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。容器を破損させないこと。 強酸類との混載禁止。 |
適用法令 | 毒・劇物取締法 第2条劇物 危規則 第3条告示別表第3腐食性物質 航空法 施行規則第194条告示別表第11腐食性物質 特化則 第3類物質 |
その他 | 参考資料 1)危険物データブック 丸善(東京消防庁監修) 2)危険物・毒物処理取扱いマニュアル 海外技術資料研究所 3)11691 の化学商品 化学工業日報社 4)食品添加物公定書解説書 廣川書店 |
販売 | 長崎県五島市中央町8−8 侑徳薬局 電話0959-72-8804 |
製品名 | 過酸化水素(別名:過酸化水素水) 鹿1級 |
製造業者 | 関東化学株式会社 東京都中央区日本橋本町3-2-8 |
物質の特定 | 化学名
過酸化水素 成分及び含有量
30〜35%の水溶液 化学式 H2O2 化審法番号 1−419 国連分類 クラス5 酸化性物質類 国連番号 2014 |
危険・ 有害性の分類 |
分類の名称 :酸化性物質
危険性 :可燃性ではないが、他の物質の燃焼を助長する。加熱により分解して酸素を生成し、火災の危険性を増大させる。強酸化剤であり、可燃性や還元性の物質と激しく反応し、特に金属が存在すると火災と爆発の危険を生じる。 アンモニアと接すると爆発の危険がある。炭素と接すると激しく分解し、支燃性ガス( 酸素) を発生する。 有害性 :身体とのあらゆる接触を避ける。 眼、皮膚、気道に対して腐食性がある。蒸気を吸入すると肺水腫を起こすことがある。 |
応急処置 | 眼に入った場合 :直ちに流水で15分間以上洗眼し、医師の診断を受ける。 皮膚についた場合 :汚染された衣服を脱がせ、多量の水かシャワーで皮膚を洗い流し、医師の診断を受ける。 吸入した場合 :直ちに空気の新鮮な場所に移し、安静、保温に務め医師の診断を受ける。 飲み込んだ場合 :口をすすぎ、水を多量に飲ませる。吐かせない。医師の診断を受ける。 |
火災時の処置 | 消火方法 :消火は水だけを使用し、他の消火剤を使用しない。注水は安全な距離を確保し、遮蔽物を利用する。 放水銃、放水台座等を活用し、放水の無人化を図る。水を噴霧し、容器を冷却する。 消火剤 :水 |
漏出時の処置 | 必ず保護具を着用し、屋内の場合は換気を充分行う。少量の場合は多量の水で洗い流す。大量の場合は、土砂等で流出拡大防止を図り、回収する。高濃度液を環境中に放出してはならない。おがくずやその他の可燃性吸収物質に吸収させてはならない。 |
取り扱い 保管上の注意 |
取り扱い: : 身体とのあらゆる接触を避ける為、保護具を着用し、風上から作業する。 容器を密封し又は局所排気装置を設置する。 漏れ、溢れ、飛散しないようにし、高温物、スパーク、火炎を避け、可燃性物質等との接触を避ける。 容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引きずる等の粗暴な取扱をしない。 作業後は手洗い、洗眼を行い、嗽をする。 保管 : 熱源、可燃性及び還元性物質、強塩基、金属から離しておく。 直射日光を避け、冷暗所に密栓して保管する。 |
暴露防止処置 | 許容濃度:TLV-TWA 1ppm 、1.5mg/m3(ACGIH) TLV-STEL 2ppm 、 3 mg/m3(ACGIH) 設備対策:屋内作業場での使用の場合は発生源の密閉化又は局所排気装置を置する。 取扱い場所の近くに手洗い・洗眼設備等を設け、その位置を明瞭に表示する。 保護具 :保護衣、保護手袋、顔面シールド、空気呼吸器 |
物理/ 化学的 物質 |
外観等:無色透明、殆ど無臭又はかすかにオゾン臭のある液体 沸 点: 30% 35% 106 ℃ 108 ℃ 融 点:− 26 ℃ −32.8℃ 比 重: 1.11 1.13 溶解度 水:易溶 その他:エーテルに可溶 |
危険性情報 | 引火点:不燃物 発火点:不燃物 発火性:なし 酸化性:強力な酸化剤である。 |
有害性情報 | 皮膚腐食性:激しい痛みをともない薬症をおこす。 1),2),3) 刺激性(皮膚,眼):激しい痛みをともない薬症をおこし、視力の低下、乱視、失明の恐れがある。 急性毒性: LD50 700mg/kg (ラット 皮内) LD60 21mg/kg (ラット 静脈) 亜急性毒性:ラットに本品を1匹当たり0.6mg(0.12% 0.5ml)/day,6.0mg(1.2% 0.5ml)/day 及び60mg(12% 0.5ml)/day ずつ,21 日間経口投与したところ,0.6mg/day投与群では異常なく,6.0mg/day投与群では体重減少が見られたが, 臓器重量に著変はなかった。60mg/day投与群で一部の動物が腹部膨満の状を呈し, 投与直 後死亡した。 変異原性:微生物突然変異 (−) 修復試験 (+) 染色体異常試験 (+) 発ガン性:飲料水に0.1%及び0.4%の濃度に溶解した本品をC57BL マウスに74日間投与したところ,十二指腸にガンの発生が認められた。 |
環境影響情報 | 魚毒性:ヒメダカ TLm 48:37ppm TLm 24:45ppm(日本食品分析センター) |
廃棄上の注意 | 産業廃棄物処理業者に委託する。少量の場合は、多量の水で希釈して流す。 危険・有害性の分類、取扱及び保管上の注意事項記載に留意する。 |
適用法令 | 毒・劇物取締法第2条 劇物 労働安全衛生法 施行令別表1 危険物( 酸化性のもの) 危規則 第3条告示別表第7酸化性物質 航空法 施行規則第194条告示別表第7酸化性物質 港則法 施行規則第12条危険物( 酸化性物質) |
その他 引用文献 1)食品添加物公定書解説書 2)危険物データブック 東京消防庁監修 3)国際化学物質安全性カード MSDSデータベース並びに各種の出版されている情報、文献などに基づいて作成されていますが、すべての情報を網羅しているわけではありません。従って、本情報は化学物質の安全性の指標としてのみご使用ください。また、の記載内容は情報提供を目的としており、当該化学物質の取り扱い上のいかなる保証をなすものではありません。 |
毒物劇物の取扱に関する情報提供について |